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TRMM/PRの長期観測データを活用した降水量の季節変動・年々変動
2017年10月3日掲載
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TRMM/PR
降水量
TRMMは1997年11月に打ち上げられて以降、設計寿命の3年を超えて約17年間、宇宙から熱帯の降水を観測し続けたことにより、長期間のデータを利用することができます。

図1は1998年から2014年のTRMM/PRのデータから作成した、6月から8月(左)と12月から翌2月(右)の各3ヶ月平均降水量のマップをあらわしたものです。
衛星のデータを用いることで、海の上も含めた広範囲の降水量の情報を活用でき、世界の降水量の季節変化や、モンスーンによる強い降水などがはっきりとみてとれます。
さらにTRMMは長寿命だったこともあり、その長期データを平均することで、気候解析にも用いることができるよい例です。

 

 
図1. TRMM/PRを用いた16年分の3ヶ月平均降水量マップ [mm/月]
(左)6月から8月の平均、(右)12月から翌2月の平均


図2は、同じく長期のデータを用いて、気象庁の定義 を参考に、El NiñoとLa Niñaそれぞれの年の9月から翌2月を平均した降水量マップを示しています。
図3には、図2の2つのマップの違いがわかるように差をとったものを示しています。El NiñoやLa Niña現象により、海洋大陸での対流活動が活発な領域が変わることが知られていますが、その様子がよくわかります。


 
 
図2. TRMM/PRを用いた9月から翌2月の平均降水量マップ [mm/月]
(左)El Niño時の平均、(右)La Niña時の平均




 
図3. 図2に示した2つのマップの差をとったもの。赤い部分はEl Niño時に雨が多く、青い部分はLa Niña時に雨が多いことを示しています。


JAXAでは、TRMM/PRによって観測されたものを含め、その後継であるGPM によるデータ、さらに複数の衛星を用いて作成されたGSMaP などの雨の衛星データの利用事例集を作成しています。国内外の実際のユーザの皆様に執筆していただいた事例ですので、さらなる詳細はこちらをご覧ください。



関連サイト:
TRMMウェブサイト http://www.eorc.jaxa.jp/TRMM/index_j.htm

box.png 年別の利用事例


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