jaxa2.png

lan_jp.png lan_jp.png

まずは目的のデータがあるか検索(どなたでも検索できます)
※ダウンロードには登録が必要です。

lan_jp.pnglan_jp.png

jaxa.png
地域社会に役立つ地球観測衛星(漁業編)
2019年5月22日掲載
CASE_article_type5_article_id964.jpg
GCOM-C/SGLI、GCOM-W/AMSR2
海面水温
 今回はJAXAが提供している地球観測衛星データの自治体における利用事例を紹介いたします。

 漁業における効率的操業には海洋環境や魚群分布等の情報が重要であり、その把握のために海面水温は最も基礎となる情報の一つです。魚は周りの水温に敏感で、種類ごとに適した水温があります。例えば、暖流域に分布する魚は温かい水を好み、寒流域に分布する魚は冷たい水を好みます。JAXAが運用している水循環変動観測衛星(GCOM-W)と気候変動観測衛星(GCOM-C)は、海面水温を観測できます。図1はGCOM-Wが観測した海面水温分布に、漁場推定位置をプロットしたイメージ図です。漁場は魚種の適水温で形成されるため、海面水温により漁場が把握できます。



図1 漁場プロット図 (△:漁場)


 自治体においては漁業における衛星データの利用が進みつつあります。地方独立行政法人青森県産業技術センターにおいては、JAXAが提供しているGCOM-Cが観測した海面水温データを利用し、「海ナビ@あおもり」(青森県海況気象情報総合提供システム)において表面水温情報を提供しています(図2)。



図2 「海ナビ@あおもり」 青森県海況気象情報総合提供システム
出典:https://www.aomori-itc.or.jp/uminavi/satellite.html


 また、鹿児島県水産技術開発センターにおいては、GCOM-Cが観測した海面水温データだけではなく、海色データも公開しています(図3)。海色データは植物プランクトンの濃度を示し、漁場探索への利用が期待されています。



図3 鹿児島県水産技術開発センター 人工衛星情報
出典:http://kagoshima.suigi.jp/Websatelite/start.htm


 茨城県農林水産部水産試験場では、GCOM-Wが観測した海面水温図を公開しています(図4)。



図4 茨城県農林水産部水産試験場ホームページ
出典:http://www.pref.ibaraki.jp/nourinsuisan/suishi/gyogyo/gyomusen/amsr/2019/amsr201905.html


 今後JAXAはもっと多くの自治体に利用して頂くよう、社会に貢献する地球観測衛星の研究開発を推進いたします。
box.png 年別の利用事例


ユーザーアカウント:
パスワード:

ダウンロードにはユーザー登録が必要です。
ユーザー登録は、こちらから行うことができます。

パスワードを忘れた場合はこちら
アカウントを忘れた場合はこちら
ログオフしますか?