今回から3回にわたってG-Portalの基本的な使い方をご紹介します。各回の内容は以下の通りとなります。

 第1回（今回）：G-Portalの魅力について
 第2回：海面水温プロダクトを表示してみよう
 第3回：地表面温度プロダクトを表示してみよう

第2回、第3回では、衛星プロダクトがどの様に利用されているかを簡単にご説明した上で、G-Portalの操作手順を示しますので、今直ぐにでも衛星プロダクトを使って頂くことが可能となります。是非、この機会にG-Portalの魅力をご堪能ください。

それでは、先ずは第1回目である今回は、G-Portalの魅力をご紹介いたします。

 G-Portalを利用することにより、JAXAの全地球観測衛星の取得プロダクトを、一括して検索することが可能となります。また、検索結果にもとづき、無償でプロダクトをダウンロードすることが可能となります（一部の衛星を除く）。

 G-Portalは、衛星プロダクトの利用に役立つドキュメントやツールを無償で公開しています。これらを利用することにより、市販ソフトウェアを購入しなくても簡単に画像表示や解析を行うことが可能となります。

 G-Portalは、現在運用中の地球観測衛星のプロダクトだけでなく、過去に運用していた地球観測衛星のプロダクトも取り扱っています。このため、現在と過去の比較検討などを行うことが可能となります。

（注）ALOS-2（だいち2号）とGOSAT（いぶき）、GOSAT-2（いぶき2号）は、下記のサイトでプロダクト提供が実施されています。
　　　ALOS-2（だいち2号）：　ALOS-2/ALOS User Interface Gateway（AUIG2）

　　　GOSAT（いぶき）、GOSAT-2（いぶき2号）：　GOSAT Data Archive Service（GDAS）

 G-Portalは、地球観測衛星やセンサとしてどのようなものがあるかということを事前に知らなくても、欲しい物理量を入力するだけで該当プロダクトの検索を行うことが可能です。例えば、積雪の深さ知りたい場合、「積雪深」をキーワードとして検索すれば、G-Portalで取り扱っている積雪深プロダクトを簡単に把握することが可能です。

 G-Portalは、熟練したスタッフで組織されたG-Portalサポートデスクを常設し、ユーザ様のお問合せに対して、的確かつ分かりやすい回答を差し上げています。衛星プロダクトについて困ったことがございましたら、お気軽にG-Portalサポートデスクまでご連絡ください。

 具体的な利用手順は、第2回、第3回で説明しますが、最後に、G-Portalからプロダクトをダウンロードする際に必要となるユーザ登録の手順を紹介します。
（プロダクト検索をするだけでしたら登録不要です。）
 G-Portalのユーザ登録手順